きそば新聞には、小山駅「きそば」の歴史が綴られている

きそば新聞には、小山駅「きそば」の歴史が綴られている

小山駅の駅そば屋「きそば」の歴史が綴られた『きそば新聞』の内容について紹介しています。
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きそば新聞には『きそば」の歴史が綴られている

カウンターに貼られたきそば新聞

小山駅の宇都宮線の上りホームにある駅そば屋『きそば」の歴史は、きそば新聞に綴られています。

 

きそば新聞は店のカウンターテーブルに貼られていて、注文したそばを食べながら詠む事が出来、小山駅の駅そば屋の歴史や逸話、駅そばに対する思い入れが書かれていて、内容の濃い新聞になっています。

 

出典:きそば新聞

小山駅きそばは、戦後まもなくに開店しました。もともとは小山駅に3店舗ありましたが、現在は宇都宮線上りホームの店舗のみとなっています。
現在委託運営している中澤製麺は1991年より運営をしています。

 

きそばの特徴は、黒くて甘みのあるつゆ、中太のゆでそばです。。あたたかいめんつゆはかえし、出汁からすべて作っています。鰹節とウルメ節が中心の出汁です。
めんつゆに使用する醤油は熊谷のきんまる星醤油を使用しています。

 

蕎麦は粗挽きの田舎風そば粉を使い、乱切りで切り出したゆで麺です。うどんは北海道産小麦粉と讃岐うどん向けの小麦粉をブレンドし、超多加水製法で練り上げています。

 

高級な味を目指すのではなく「美味しくて安い立ち食いそばらしいそば」を目指して数十年。毎日使う方から鉄道ファンの方など様々な方から贔屓にしていただいております。
引用終わり

 

新海誠監督の短編アニメ「秒速5センチメートル」で小山駅きそば両毛線店をモデルにした立ち食いそば屋が登場し、アニメの聖地巡礼のスポットして人気を博しましたが、きそば両毛線店は2015年3月に閉店、時を同じくして水戸線店も閉店し3店あった『きそば』は、現在も残っている宇都宮線上りホーム店の一店だけとなってしまいました。

 

かつては地方都市駅に必ずと言っていいほどあった立ち食いそば屋が小さな都市では無くなって当たり前の昨今、小山駅の様に新幹線が止まる大きな駅の立ち食いそば屋でさえも店舗が閉鎖されている現状です。

 

コンビニやキオスクの影響もあるでしょう、時代の流れだから仕方ないのかもしれませんが、立ち食いそばを愛する人には淋しい限りです。


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